メンテナンス −仕事が終わった後の日常のメンテナンス −
1.スプレーガンの洗浄 | |
作業が終わりましたら、必ずスプレーガンの洗浄を行ってください。 【現場で洗浄が行えない場合】 現場作業後に時間が無く、事務所に持ち帰ってからの洗浄する場合、カップ内の塗料を戻し、洗浄液を一度塗料経路を流し、再び少量でも洗浄液をカップに入れた状態で移動してください。 (塗料の固着を防ぎ、以後の塗装に影響しにくくなります。) 以下は、洗浄手順の参考にしてください。 1.塗料カップ内の洗浄 @カップに残った塗料を容器に戻してください。 A洗浄液をカップ内に入れ、カップ内の塗料を落としてください。 Bフタパッキンに塗料が付いている場合は、ウエス等で拭いて落としてください。 Cガンを廃材容器に向けて、引金を引きノズルから塗料から洗浄液に変わるまで出してください。 |
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↓ ※数日間使わない場合は、ノズルを外して内部を洗浄します。 |
2.塗料経路の洗浄 【洗浄液による撹拌洗浄】 @洗浄用溶剤をカップに入れ、フタを締めてください。 Aホース・ブロアをセットし、カップエアホースを挿さない状態で電源を入れます。 Bフロースリーブの角の先に指を当てて、エアーを逆流させます。 カップ内で「ボコボコ」空気の出る感触が有れば逆流している状態になります。 C逆流による洗浄が終わりましたら、カップエアーホースを取り付け、経路内の溶剤を吹ききってください。 3.部品の洗浄 ノズルの先端やフロースリーブに付着した塗料は、必ず洗浄液とブラシで塗料を落としてください。 ※塗装パターンや仕上がりに大きく影響します。 **以下の説明は2日以上使わない場合:** スプレーガン先端の主要部品を洗浄: 数日間使用しない場合は、最低限の分解洗浄を推奨します。 (全部の分解をする必要はありません。) @ガン先のフロースリーブとノズルを取り外します。 A上記の部品は洗浄用溶剤に漬け、付着した塗料をブラシなどで落としてください。 スプレーガンは耐溶剤性の樹脂部品を多く採用しています。 以下の部品以外は、一晩程度ならシンナー等の溶剤に付け込んでも大丈夫です。 【シンナーへの付け込みNGな部品】 カップエアホース:カップとガン本体のチューブ(差込用の樹脂部品は漬け込みOKです。) カップフタ:パッキンの寿命が短くなりますので、長時間の漬け込みはNGです。 ※アセトン等のケトン類での樹脂部品の洗浄は避けてください。 ※化学反応を促進する溶剤では、塗装ガンが変色や割れが生じる場合がありますので、ご使用の前に弊社にご相談ください。 |
2.フィルターの汚れ落とし | |
フィルターは出来れば毎回清掃を行ってください。 ブロアの空気吸入口に取り付けられているフィルターは、作業が終わりましたら、一度取り出し付着したホコリ・ゴミをはらってください。(エアーブローでも可) 特に作業環境が風通しの悪い場所ですと、塗料ミストを多く吸い込んでいるため、目詰まりの原因になります。 (目詰まりを起こすと、ブロア性能が低下します。) 標準セットには予備のフィルターが一セット付属しております。 また、弊社ではフィルター1枚から販売しておりますので、ご用命ください。 フィルター位置 SG2500:後部上下2箇所 SG2000:前後2箇所 SG91:後部1箇所 |