○どのスプレーガンが使えるの?
[SG-91・コンケスト]
SG-91ブロアーは、唯一のプッシュプル方式を採用した軽量ブロアーとなるため、後部から吸い込んだ空気はそのまま塗装ガンに供給し、吹き付けエアーがブロアー内の熱の放出を行なっております。
そのため、ブリード式スプレーガンのみ使用が可能となり、標準付属のPN-2Aガン、オプション品のPN-5ガン、PN-6ガンのみが使用できます。
ノンブリードタイプのPN-1Aガンは接続すると、塗装ガン先端でエアーを止めてしまいますので、ブロアー内部の温度が上昇し、モーターが焼きついてしまいますのでご注意ください。
閉じる
○どのスプレーガンが使えるの?
[SG-2000・2500]
SG-2000、2500の2機種は、吹き付けエアーとモーター冷却エアーの経路を分けた方式が採用されています。
そのため、ブリード、ノンブリードを問わず全てのスプレーガンが使用できます。
閉じる
○フィルターの交換時期は?
フィルターの交換は、何日、何週間という期間ではなく、汚れて清掃出来なくなったら交換してください。特にフィルターの内側まで汚れが浸透している場合は、塗装ミストやチリがブロアー内部まで入り込み、塗装面に付着する場合がありますので、こまめにチェックしていただけると機械も長持ちします。
図:フィルター位置(SG-91)
○メンテナンスは?
[SG-91・2000・2500]
日常のメンテナンスは、吸い込みフィルターが汚れていないかの確認程度で、ほとんどの部品はメンテナンスフリーです。
定期メンテナンスとしては、内部モーターのカーボンブラシ交換となりますが、これは連続使用時間で約3,000時間程度と、毎週お使い頂いている状態で約1年程度の期間となります。
カーボンブラシの交換は当社にご用命頂ければ、交換に併せて内部チェック・パッキン交換や清掃等の定期点検を併せて行いますので、交換後も新品時と同様に安心してお使いいただけます。
閉じる
○連続で何時間使用が出来ますか?
[SG-91・2000・2500]
100Vで駆動するSGシリーズは、連続3000時間の連続運転が可能な高性能モーターを使用しております。そのため、1日の作業(約8時間)程度では全く問題ありません。(フィルターの清掃は必要です。)
但し、工場設備等での24時間連続運転はあまりお勧めしません。理由としては、塗装を行なわない時間にブロアーを運転すれば、それだけ機械の寿命が縮まる可能性があるため、設備でご使用の際は、休憩時間や休止時間に併せて電源も停止する事をお勧めします。
閉じる
○連続で何時間使用が出来ますか?
[コンケスト]
200Vタイプのコンケストは、ファンとモーターを別置と、ベルト駆動でファンを高回転させる構造をとっておりますから、長時間の連続運転が出来ます。日常点検でベルトの張りとキズ・割れを見て頂ければ24時間駆動も可能です。
閉じる
○防爆エリアでの塗装は出来る?
100Vで駆動するSGシリーズは全機種とも非防爆タイプとなります。
200V動力で動作するコンケストのみ防爆対応(耐圧・安全)が可能ですが、受注生産となりますので、ご用命の際はお問い合わせください。
閉じる
○空気に水や油は入らないの?
全機種ともブロアー内部には無給油式高回転型ターボブロアーを内蔵しております。
また、ブロアー自体の内部温度は100度を越す為、吸い込んだ空気の水分(湿気)を完全に蒸発させます。
そのため、吹き付けエアーには水分・油分を含まない乾燥した温風が常に供給されます。
また、超低圧エアーとなるので、エアーホースでの空気摩擦を防ぎ静電気の発生を防ぎます。
閉じる
○温風が出ない
まず、温風低圧塗装機の暖かい吹き付けエアーはヒーター等の熱交換機の発生ではなく、回転運転による温風の発生であることをご理解ください。
この暖かい吹き付けエアーは、内蔵のタービンブロア内の翼が風を切る際に発生する軸摩擦熱を利用しております。
つまり運転(回転)すれば、自然と温風になるという仕組みです。
また、温風の温度は「外気温+15度程度」となります。
閉じる
○風量・風圧が弱くなった
まず確認していただきたいのが、吸い込みフィルターの汚れです。
作業(吹き付け)場所から、ブロアーの位置が近い場合や、フィルターの掃除を怠ると吸い込み効率が低下することで、風量・風圧が落ちます。(掃除機と同じ原理です。)
※修理でお預かりする機械の半数がフィルターの清掃・交換不足による内部部品の交換です。
そして、フィルターを交換しても改善されない場合は、機械内部の「カーボンブラシ磨耗」もしくは故障となります。
お手数ではございますが、ご購入の販売店・代理店か、弊社へ点検依頼をかけてください。
閉じる