FAQ
○PN-1A、PN-2A塗装ガン
PN-1AとPN-2Aの違い
パッキンの交換方法
洗浄の方法
塗料カップの大きさ

ノズルの交換方法
ノズルの種類
他社製品への接続
エアレス、塗料タンクへの接続
塗料粒子が粗い場合

○PN-5A塗装ガン
PN-5Aの用途
パッキンの交換方法
パターン塗装の方法
洗浄方法
塗料カップの大きさ
ノズルの種類
他社製品への接続

トラブルシューティング
○PN-1A、PN-2A塗装ガン
塗料が出ない
塗料漏れ(ノズル)
エアー漏れ(PN-1Aガン)
引金が折れる原因

塗料漏れ(カップフタ)
塗装面のゴミ

○PN-5A塗装ガン
塗料が出ない
吐出量が少ない
塗料漏れ(ノズル)
塗料漏れ(カップ)


○PN-1A塗装ガンとPN-2A塗装ガンの違いは?
PN-1AガンとPN-2Aガンの大きな違いは、ガン構造の違いです。

PN-1Aガンは、「ノンブリードタイプ」と呼ばれる構造で、引金のポイントを2箇所設け、第1段階で塗装ガン先よりエアーを放出し、第2段階で塗料を放出する構造となります。つまり、今の一般的なスプレーガンと同様の仕組みとなっております。
PN-2Aガンはチロン塗装機よりの構造で、「ブリードタイプ」と呼ばれる構造をしております。
ブロアーに電源を入れたら、そのまま塗装ガン先からはエアーが放出され、引金は塗料放出の制御となります。

対応するブロアーはPN-1Aガンの場合はSG2500、SG2000の2機種、PN-2Aガンは全機種の対応となります。
また、PN-1Aガンは高級塗装にも対応するように、あらゆる部位での精度をPN-2Aガンに比べ向上しております。
そのため、高級仕上げ塗装や高機能コーティングの場合は、PN-1Aガンの付属したセットをお買い求め頂いたほうが便利にお使い頂けると思います。

閉じる



○パッキン交換は自分で出来ますか?

塗装ガンに組み込まれているパッキンは計4個ございます。ニードルを支える「パッキングリング」、カップフタの「フタパッキン」及び組み込み時に用いられる「シールリング」がございます。
※パッキンの種類と場所は部品表をご覧ください。PN-1A部品表 PN-2A部品表]

基本的にはパッキン類は当社で交換する事をお勧めしますが、お客様での交換も可能です。
(当社で交換する場合は、塗装ガンの総合診断も併せて行いますので安心です。)
当社で交換をお勧めする理由としては、パッキンを交換する時期が塗装ガンをオーバーホールする時期に近く、その時に色々な部分を総合的に見れば、お使いの塗装ガンを長くお使いいただくことが出来るからです。
しかし、お仕事がお忙しいお客様も多いので、当社ではパッキン出荷時に交換要領書を添付しております。
それに沿って交換して頂き、万が一交換が不可能な場合は、当社に送って頂ければ交換する事も可能です。

お客様でパッキングリングの交換をする場合は、こちらのPDFファイルを参照ください。
「パッキングリング交換要領書」

閉じる



○洗浄方法は?

●塗装終了後の洗浄に関して
塗装が終わり、明日も塗装を行うという場合であれば、カップの中に洗浄用の溶剤を入れてカップ内、及び塗料の付着した部分を刷毛・ブラシ等で清掃し、吹き捨ててもらえれば問題はございません。
※翌日まで保管する場合、カップ内に洗浄用の溶剤を入れ保管すると、カップのフタパッキンが劣化しますので必ずカップ内の溶剤は排出して保管してください。

また、「色を大幅に変える時」や「水性から溶剤系の塗料」に変える場合は、塗装ガン内の残留物を完全に無くす必要がございますので、最後にノズルのみを外し洗浄剤を取り除く必要があります。

●あまり使う頻度が多くない場合:
スポット的に使用して、しばらくお使いになる機会が少ない場合には、洗浄用の溶剤で洗い、ノズルを外して塗装ガン内部の残留物を完全に抜いてください。
また、保管する時には再度ノズルを組み込みニードルを傷つけないようにしてください。

洗浄に関する資料は、こちらのPDFファイルを参照ください。

「メンテナンス要領書」


閉じる



○カップの大きさは?
標準的に用いられるPN-1A、PN-2A塗装ガンのカップは400cc、600ccの2種類ございます。
400ccカップは小規模塗装をメインに行われる方に便利にお使い頂けます。(車両塗装や補修塗装)
600ccカップは標準的な大きさで、汎用性が高くお使い頂けます。(建築外装品や内装の塗装)
セットご購入時に選択もできますが、部品としても購入が可能です。

また、高粘度用のPN-5ガンは1.5Lカップしかございません。

閉じる



○ノズルの交換方法は?
当社の温風低圧塗装機はニードルが全口径共通となりますので、ノズルのみの交換でニードルの交換は必要ございません。
交換は塗装ガン内部の溶剤・塗料が完全に抜けている事を確認して、@引金を引くA付属のノズルスパナでノズルを外すB新しいノズルを付ける というシンプルな作業で済みます。

ノズルの交換に関しては、こちらの要領書をご参照ください。
「ノズル交換要領書」

閉じる



○何種類のノズルが取り付けられるの?
○ノズルの選定方法は?

PN-1A/PN-2A塗装ガンは標準で口径0.5mm〜3.0mmの10種類のノズルを用意しております。
また、特注品で他サイズの製作も可能です。
下記に各ノズル口径の使用用途を参考として明記します。

ノズルサイズ別 適応表(参考)

ノズル口径 主に用いられる用途
0.5mm 薬剤、洗浄剤、光触媒等の粘度が水のように薄い材料
0.7mm ウレタン塗装(速乾型)仕上塗装
0.8mm ウレタン塗装(速乾型)仕上塗装
1.0mm ウレタン塗装全般、ラッカー塗装
1.2mm ウレタン塗装(建築等)、ラッカー塗装、メラミン塗装
1.5mm ラッカー塗装、水性ウレタン塗料、下塗り塗料、メラミン塗装等
1.8mm 水性塗料、下塗塗料、サンディングシーラー等
2.0mm 水性塗料、油性塗料、サンディングシーラー等
2.5mm 水性塗料、油性塗料、フタル酸等
3.0mm 水性塗料、油性塗料、フタル酸等

※上記はあくまでも参考です。

閉じる



○他社の塗装機に取り付けられるの?
当社の塗装ガンは、当社のブロアーのみに接続が可能です。
他社製品や独自でブロアーを製作した場合、圧力・風量のバランスが崩れるので能力が発揮できません。
また、塗装ガンや付属部品を破損する可能性があります。

閉じる



○エアレスポンプや圧送タンクと接続したいのですが。

オプション品の「自在継手」もしくは「SSSアタッチメント」を使用することで、圧送機器の塗料ホース(1/4”)との接続が出来ます。

接続系統参考図(エアレスポンプ使用の場合)


塗装ガンとの接続図:


接続できる圧送機器:
○塗料タンク:
減圧弁で吐出圧力を調整していただければ、問題なく使用が可能です。但し、塗料粘度が高い場合は、塗料ホースに残圧が残りやすい為、吹き始めに多少塗料の吐出量が多くなる場合があります。
△ダイアフラム式エアレスポンプ:
材料を容器に戻すリターン経路があり、しかもそのバルブが吐出量の調整が出来る機種のみ使用が可能です。
(バルブがON/OFFのみの切り替えの場合は別途絞り弁を追加する必要があります。)
塗料ホースの長さにもよりますが、圧力を最低付近に調整して使用が可能です。
但し、アキュムレーターホース等を併用しないとポンプ脈動によりパターンが安定しない場合があります。
×ピストン式高圧エアレスポンプ:
ポンプ吐出圧力が1MPa(10kgf/cm2)を超える機種は使用が出来ません。
これは塗装ガンが低圧設計となるので、塗装ガンが破損する可能性があるためです。

圧送機器接続時の吐出量調整
圧送機器の圧力調整は、圧送タンクやエアレスポンプの設置位置と塗装場所との高さ、距離に応じて変わります。
そのため、塗装ガン先よりの吐出状態で適切な量を判断します。

※調整時は、ブロアーの電源を切ってください。

この状態で、試し吹きをして塗装パターン内に均一に塗料粒子が散れば問題はございません。
もし、パターン中央に塗料粒子がよる場合は、圧送圧をレギュレーターやリターンバルブ等で下げてください。

閉じる



○塗料粒子が粗すぎる(ユズ肌等)

塗料肌が粗く仕上がる理由は3点ほどあります。

例1.季節が暖かくなって、肌が悪くなった。
この原因は、塗料の希釈に使うシンナーに問題があります。
温風低圧塗装機のエアーは周囲温度プラス15度程度です。その温度に応じた希釈剤を選ぶ必要があります。
@ウレタン塗料の場合: 乾燥が遅いタイプを選択する
Aラッカー塗料の場合: リターダーを加える(特に夏場)

例2.普通のスプレーガンで塗装する粘度で希釈した。
温風低圧塗装機の場合、通常のスプレーガンより多めの希釈量が必要です。
それは、粒子化した塗料は大量の乾燥した温風に常に当たるため、乾燥する時間が短縮します。
すなわち、塗装面で伸びる前に表面が乾燥してしまうのです。
そのため、コンプレッサータイプのスプレーガンより多めに希釈する必要があります。
(希釈の最大量は、塗料メーカーに確認ください。)

例3.大きい口径のノズルを使用している。
ノズルの選定を大幅に間違うと、肌は大きくなり膜厚も必要以上に付着してしまいます。
目安となる基準は、ノズルの選定例を参考にしてみてください。

閉じる


○PN-5Aはどのような塗装で使いますか?

高粘度塗料の対応スプレーガンですので、PN-1AやPN-2Aで吹き付けの出来ない塗料粘度に対応します。
下記が納入した代表的な用途ですが、温風低圧塗装機で高粘度材料がスプレーできるのは当社だけです。
ノズルは標準で4種類、エアーノズルが3種類付属しますので塗料に応じた使用が可能です。

【代表的な用途】
外壁塗料(リシン・タイル):補修用途(1分/平米)、タイルは中粒まで。
断熱塗料:内装塗装用(ガイナ、シスタコート、CC100等)
微弾性フィラー:丸吹きではなく縦長のスプレーパターンで塗装します(ノズル3.0mm)
接着剤(スプレー):接着に適した「おたまじゃくし形状」でのスプレーが可能です。
FRP吹き付け:ゲルコートの吹き付けに最適です。
断熱塗料:各種塗料の指定機種として内装用や外装用に用いられております。
エポキシ:高粘度エポキシの塗装用
防水塗料(低粘度):スプレータイプの防水剤の塗布が出来ます。
水性塗料:エマルジョンペイント対応です。
防食塗料:橋等の防食塗装に用いております。






○塗料が出ない


下記に原因を調査するステップを記しますので参考に調べてみてください。

1.外見、手で外せる部品での判断:
まずは、カップ内の塗料を戻して塗装ガンをエアーホースから取り外し、塗装ガンだけの状態にします。
そして引金を引いた状態で、洗浄剤やシンナーをカップに入れたときに、ノズル先端から材料が出るか確認します。
これで材料が、出ない場合は材料を戻し@をチェック、出る場合はAをチェックします。


@材料が出る場合:

●カップフタに取り付けてあるカップエアーホースを外したとき、フタの部分の穴は塞がっていませんか?
●カップエアーホースをガンボディーから外したときに、ホースは詰まっていませんか?

 上記部品の位置は、こちらの部品表で確認できます。
  PN-1A分解図 [SG2000、SG2500セット標準付属ガン]
  PN-2A分解図 [SG91、コンケスト、CK95標準付属ガン]

A材料が出ない場合:

●ノズル先端が固着してつまっていませんか?

これで問題が解消しない場合は、カップ内のシンナーを抜き、下に進みます。

2.分解しての判断
@ノズルを外してみる:内部を洗浄してください、異物が混入していませんか?
 
Aカップを外してみる:ガン内部のニードルが上から見えますか?
(自在継手を取り付けてある場合は、ガン側の継手を外してみてください。)


閉じる



○吐出量が少なくなった
吐出量が少なくなる場合の原因の大半は、カップエアホース、及びアングルピース内部に塗料カスが固着している事が原因です。
特にクリアー塗装をした後は、固着物が透明なので確認しづらく見落とす可能性があります。

閉じる



○ノズルの先端より塗料が漏れるようになった
ノズルの先端漏れの原因は、ノズル内部の異物混入が多く報告されてます。
ノズルを外し、内部を洗浄する事で解消されます。
また、パッキングリングの締め付けが弱い状態で長く使うと、ニードルの動きが不安定になりシール部を傷付ける原因となりますので、ご注意ください。

パッキングリングの調整方法:
@後部のスプリングブッシュを外し、ニードルを取り外します。
A付属のノズルスパナで締め付けを調整してください。
(指1本で押し込める程度が基準です。)


閉じる



○引金を戻してもガン先からエアーが出る
PN-1Aガンでこの症状が出る場合は、ニードルとエアー弁が固着している可能性があります。
[部品の場所は、PN-1分解図を参照ください]

原因としては、パッキングリングの調整が緩く、塗料がニードルに付着し固形化するため、エアーバルブの動作が悪くなり、戻らなくなった事です。
また、カップエアーホースから、塗料が逆流して固着する場合もあります。
テーブルや床等の下面塗装時や天井等の上面塗装を行う際に塗料カップ内の塗料がカップエアーホースを伝わってガンボディーに流れ込むと、エアーバルブが固着します。
この際は、無理に取らずに当社に修理依頼をしてください。
(無理に引金を引くと、引金が折れる可能性があり、ニードル、ノズルを同時に傷めます。)

閉じる



○引金が折れたのですが
引金は、金属製で作られておりますので滅多な事では折れません(どちらかというと曲がります)が、数百回に渡り強い力で引いたり、固着したエアーバルブ、ノズルを取ろうとする時の大きな力で疲労破壊を起こす場合があります。
また、パッキングリングが緩んだ状態で使用すると、塗料漏れを起こし、機械的な干渉をする場合もありますので、まず当社にご連絡ください。

当社に送られてくる修理機での大半の原因は「塗料漏れ・逆流による固着」です。
引金はスプレーガンの最重要部品ですので、当社も迅速に対応します。

閉じる



○カップから塗料が漏れる
カップよりの塗料漏れの大半の原因は
「パッキンに塗料(材料)が付着し硬化した場合」、「カップフタパッキン」の劣化「カップの歪み、接触面の傷」が考えられます。

まず、パッキンの劣化を確認する為に、パッキン表面の付着した塗料や材料をシンナー等の洗浄液で拭き取ります。
特に透明な塗料や材料をお使いの場合は、薄膜が作られている場合があります。
そして、表面が膨らんでんでいないか確認してください。
膨らんでいる状態だと交換が必要になります。
(膨らんでいない場合は、表面に付着した塗料や材料が原因と思われます。)

そして、カップの淵に「深い傷」が無いか確認してください。
傷がある場合はそこから漏れている場合があります。
(定番の上で#600程度のペーパーでカップ上面を平らに研磨すれば、漏れは止ります。)
また、カップフタを留める「ピン」は緩んでいないか確認してください。
緩んでいる場合は、六角ナットを締めてください。

閉じる



○塗装面にゴミが多い。
エアー内や塗料内にゴミが混入していると考えられます。
以下の部分を確認してください。

@ブロアーの吸入部にフィルターが取り付けられていますが、汚れていませんか?
  →汚れている場合には、エアーブロー等で洗浄してください。
   (機械内部まで入っている場合は、分解が必要となりますので、当社にご用命ください)
Aカップフタに取り付けられている、「アングルピース」と「カップエアーホース」の内部は清掃されていますか?
 →上記2点の部品に塗料が逆流している場合は、洗浄、もしくは交換が必要になります。

閉じる